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NOVEL short(1000〜5000)

夢見るように、恋するように

 三日ほど前から縁壱はどこか様子がおかしかった。  躑躅色の瞳をとろんとさせ、頬はどこか紅潮させている。かと思えば空に浮かぶ白い月を見てはため息をつくのだ。その様子はまるで夢でも見ているか、そうでなけ …